仕事で憔悴しきった体に、すれ違う人たちの顔や服装を見る余裕がないくらい、私の身体は鉛のように重かった。
ガラスに自分の疲れ切った顔が写る。
ここは、ラクーンシティにいるレオンやクリスのようなイケメンではなく、ゾンビ顔になっていた自分がいた。
そんな自分のゾンビ顔に絶望していた矢先、私の嗅覚が人肉に反応したゾンビのようにかぎ取った。
白目になり香りの発信源に身体が向かっていた。
その香りの正体は、お醤油の香り。
香りの深部には、大豆のカラっとした香ばしさに砂糖がほんのり加わっていることを読み取れる。
醤油の香りの元に近づくにつれ、自分は醤油の香りを身体全体で感じる。
まるで浅草寺の常香炉を受けたように汚れを洗い流してくれる。
目的に着いた時、私の目に輝きが戻っていた。
今回、私の心を清めてくれた美味しいお団子を紹介します。
鎌倉 長谷だんご
▪︎よもぎ団子
▪︎ごま
▪︎しょうゆ
▪︎あまから
各1本 119円税込
感想
・よもぎ団子
とろふわ食感。
よもぎの風味は抑えめで、粒あんも強い主張をしない、やさしい味わい。
この口溶けを味わってほしい。
・ごま
口に運ぶ前の香りで、美味しいとわかる代物。
白ごまのプチプチとした食感が良い。
砕いた黒ごまの豊かな風味と、お醤油の香ばしさが贅沢に広がる。
見かけたら、これは買うしかない。
・しょうゆ
お団子の焦げ目に、ちょうど醤油が溜まっていい塩加減。
シンプルだからこそ、お団子の味そのものを楽しめる、粋な味わい。
さっぱりした味わいなので、ぱくぱく食べれてしまいます。
・あまから
ややお醤油が優勢のみたらし餡。
甘じょっぱいタレと、食感の良いお団子、お団子の焼き目の香ばしさが見事に連鎖する。
まとめ
どれも唸る一品。
モチモチした食感は癖になること間違いなし!
今度は、出来たてを食べてみたいと思いました😌
本日のオススメ品
お団子と相性がいいものと言えば緑茶。
お茶を飲むとき、皆さんはなにか雰囲気づくりはしていますか?
千利休がお茶を楽しむとき、茶室を設けました。
なので、お茶を楽しむときは雰囲気づくりをすると、いつもとは違った快感を味わえますが、いきなり着物を用意しろ!っていっても無理です。
なので、至福の時間は、良い湯呑で飲んでみるのはどうでしょうか。
今回紹介するのは、九谷焼の湯呑。
350年の歴史と伝統を受け継ぐ九谷焼は、明治時代に万国博覧会への出展を足がかりに、世界中から「ジャパンクタニ」と呼ばれ、一躍注目を集めました。
九谷五彩と呼ばれる赤、黄、緑、紫、紺青で構成される鮮やかな色絵や、石川県が高い生産量を誇る金箔・銀箔を使った新たな技法など、時代に沿った革新を遂げています。
この九谷焼の湯呑を使いお茶を味わい、湯呑を見るたびに幸せな思い出が蘇れたら幸せですよね。
いかがでしょうか。
今後も有益な情報も配信していきますので、参考にしていただければと思います。
こんなスイーツ紹介してほしい!とかこのスイーツ食べてみて!!などご要望があればご連絡ください。
では、よいスイーツライフを!
すいぼうや
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