受け継がれる職人の味～Philippe RIGOLLOT＆Quentin Bailly～ - すいぼうやのオススメお菓子レポート

師弟関係。

弟子が師匠に対して熱い尊敬の念を持ち、日々修行をするという漫画でよくあるストーリー。

今の流行だと五条悟×虎杖悠仁 (呪術廻戦)といったところでしょうか。

私みたいな流行に追いつけない人の場合に分かりやすく言うと、孫御飯×ピッコロ（ドラゴンボール）みたいな。（分かりにくくて、すみませんｗ）

スイーツの世界でも、師弟関係というのはよくある話なのです。

そんな、漫画並に熱い師弟関係のあるチョコレートブランドを紹介します。

Philippe RIGOLLOT（フィリップ　リゴロ）について
Quentin Bailly（カンタン・バイィ）について
Philippe RIGOLLOT（フィリップ　リゴロ）の味の感想
Quentin Bailly（カンタン・バイィ）の味の感想
今日のおすすめ品

Philippe RIGOLLOT（フィリップ　リゴロ）について

Brand フィリップ・リゴロ
Country フランス／アヌシー
Chef フィリップ・リゴロ氏

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パティシエのワールドカップと言われる「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」において2005年に優勝、2007年にM.O.F.（フランス国家最高職人）を取得するなど、輝かしい実績を持つ。
その実力から三ツ星レストランでシェフパティシエを務めた経験も。
現在、日本国内では入手困難なチョコレートです。
（羽田チョコレートジャーニーサイトより引用。)

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Quentin Bailly（カンタン・バイィ）について

Brand カンタン・バイィ
Country フランス／リール
Chef カンタン・バイィ氏

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『フランス北部のリール出身。パリでMOFパン職人の店や3つ星ホテルで修業。
2013年にクープ・デュ・モンドで優勝を飾り、2017年に満を持してお店をオープン。
同年にサロン・デュ・ショコラパリで新人賞、C.C.C.で金賞の快挙。
いつも明るくほがらか。地元愛と遊び心にあふれたシェフ』(サロンデュショコラのカタログより引用。)

※ クープ・デュ・モンド…パティシエの五輪みたいなもの。

カンタン・バイィ氏がクープ・デュ・モンドで優勝した時に、シェフ・ショコラィエとして在籍していたのが、フィリップ　リゴロです🏅

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サロンデュショコラ2022 担当バイヤーの今年一押しのチョコレートにもピックアップされた、こちらの一箱。バイィ氏のベストセレクションがアソートされています。

以前、レンガのチョコレートを食べてから虜になり、今回初めてボンボンを購入。
ツヤっと光り輝くボンボンは、宝石のようです✨🔮

師弟関係が理解出来たので、次はチョコレートの味の感想です。

Philippe RIGOLLOT（フィリップ　リゴロ）の味の感想

フィリップ・リゴロ

アソート　4個入
¥2,678

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ノワゼット：
サックリとした食感の、ヘーゼルナッツのミルクチョコレートプラリネにゲランド産フルール・ド・セルを効かせ、ミルクチョコレートでコーティング。

ヴァニーユ：
バニラビーンズで香りを付けたガナッシュをダークチョコレートでコーティング。

トンカ：
トンカ豆で香りを付けた濃厚で滑らかな口当たりのガナッシュをブラックチョコレートでコーティング。

アマンディエ・ノワール：
香り良くローストしたアーモンドのミルクチョコレートプラリネにゲランド産フルール・ド・セルの微かな塩味をしのばせ、ダークチョコレートでコーティング。

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▶︎感想

ノワゼット
塩の効果で、ミルクチョコレートの濃厚さがアップ。香ばしいヘーゼルナッツのプラリネによく合います。
ナッツがとても細かくて、繊細。薄いべっこう飴を細かく砕いたような食感です。

バニラ
甘いバニラの香りが、ダークチョコレートを引き立てています。なめらかな口溶けにキリッとしたチョコレートの苦み。補色の関係のような魅力的な組み合わせ。

トンカ
トンカ豆といえば、ミルクチョコレートと思っていたので、ダークチョコレートは初めて。
ダークチョコレートの尖った感じが、トンカ豆の風味で柔らかくなっている。チェリーリキュールのような味。

アマンディエ・ノワール
口内で、ナッツのザクザクがぱっと散って、チョコレートの風味がスッと引く。
食感と相まって、ナッツなのに軽い口当たり。食べやすい。というか無限に食べたい。
大粒アーモンドと細かいアーモンドの両方の食感が味わえる。

総括
丁寧に作られた、フランス流チョコレートの王道と言った佇まい。
サロン・デュ・ショコラに出るようになったら、人気のお店になるのではないでしょうか。ハイレベルなチョコレートです。

プラリネにおけるナッツの扱い方がバイィさんと似てる気がして、ここで技術を学んだのかしらと思いを馳せて食しました。

次に弟子のQuentin Bailly（カンタン・バイィ）の感想です。

Quentin Bailly（カンタン・バイィ）の味の感想

カンタン・バイィ
ショコラ
アソート　シグネチャー

9個入り
3,888円

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『形、構造、食感、素材、香りを多彩な組み合わせで展開し、「自分だけの個性」を追求したとシェフは語る。「シグネチャー」の名にも自信が滲む。』
サロン・デュ・ショコラ　オフィシャルムック2022引用。

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① エキゾチックフルーツのキャラメルとアーモンド・ヘーゼルナッツプラリネ

② フレッシュなバーベナを使ったダークガナッシュ。
※ バーベナ…レモンにも似たフレッシュでさわやかな香りのするハーブ。

③ トンカ豆風味のミルクガナッシュ。
※ トンカ豆…杏仁やシナモンを思わせる、甘い香りの豆。

④ カカオニブの入ったアーモンドとヘーゼルナッツのプラリネ。

⑤ バニラ風味のキャラメルとピーカンナッツのプラリネ。

⑥ クレープダンテル、日本のライスパフの入ったアーモンドとヘーゼルナッツのプラリネ。

⑦ パッションフルーツ果汁を使ったミルクガナッシュ。

⑧ フレッシュなエストラゴンを抽出して作ったホワイトガナッシュとフランボワーズのジュレ。

※エストラゴン
キク科ヨモギ属のハーブ。ほろ苦さを感じるスパイシーな味。英語だとタラゴン。

⑨ フランボワーズのキャラメルとアーモンドとヘーゼルナッツのプラリネ。

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▶︎感想

どのチョコレートもそれぞれ味や食感が異なり、次はどんなのがくるのかワクワクしました😆✨
フルーツ・ナッツ・ハーブを駆使した、テーマパークのような一箱🎡🎠
一人で食べるより、誰かと一緒に、こんな味するね、なんておしゃべりしながら食べたいです👏
来年のサロンデュショコラでも絶対に購入したいショコラティエ。

今回、師弟関係ということで、とても美味しいチョコレートブランドを紹介させていただきました。

どちらもとても美味しいチョコレートブランドなので、皆さんも是非食べてみてください。